Pippi日記

本・音楽・軽井沢の徒然Blog

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「観世家のアーカイブ」展@東大駒場キャンパス

先月29日、東京大学の駒場キャンパスで、
「観世家のアーカイブ」展を見てきました。


東大教養学部の正門。

この日の午前中はとてもお天気がよく、ぽかぽか陽気。
そのせいか、日曜のわりにキャンパス内はにぎやかでした。


正門を入ると、正面に時計台です。
旧制第一高等学校本館だった建物。



正門をくぐり、時計台の右手の方に、
展覧会の会場となった駒場博物館があります。

こちらも旧制第一高等学校の建物だったそうで、元は図書館でした。
その由緒に相応しく、重厚な雰囲気。


博物館入口。
会場内の撮影はNGなので、写真はここまで。


今回出展されたのは、観世家が所蔵している世阿弥自筆の伝書・謡本、
代々の観世大夫の手になる伝書・謡本の写本など。

残念ながら、重文の指定を受けている自筆謡本は、
すでに展示期間が終わっていて複製しか見られませんでした。
それでも、カタカナ書きの巻子を見て、感慨深かったです。
能楽史を勉強していれば、必ず出てくる有名な謡本。
応永期における世阿弥の活動を示す、大変貴重なものを間近で
見ることができました。感激。
世が世なら(?)私などが拝見できるお宝じゃないな〜と。

面白かったのは、江戸の観世大夫・元章による写本や謡本。
元章は、能の詞章を大幅に変更したことで有名な人です。
実際、ちまちまと小さい字で、細々とメモ(?)書き入れて
るんですね〜。学者肌というか、研究熱心というか。(笑)
キャラの一端を見たように思いました。

その他、現宗家の観世清和さんのパネルがあったり、
能装束を飾ったり、ビデオを流したりと、
小さい会場ながら楽しめる内容になっていました。

また、親切にも、目録には簡単な解説と参考文献のリストが
ついていました。
この辺り、無料の展覧会とは言え、東大の松岡先生の目が
行き届いている感じがします。参考にしよっと。

ちなみに、今回の展覧会は、観世家が所蔵する貴重な資料を、
観世アーカイブ」としてネット上で公開することを記念したもの。
研究者に知られていない、手つかずの史料もきっとあるでしょう。
観世清和さんの英断ですね〜。


さてさて、能楽の世界につかった後は・・・


帰り際、キャンパス内を少しブラブラしてみました。
あちこちで、イチョウが美しく色づいていました。


イチョウに囲まれた校舎。

私の母校は、ほとんどの校舎がコンクリート打ちっ放しで、
こんな風に、季節感が溢れる雰囲気はなかったですねぇ。
古い建物があるキャンパスって、いいもんだな〜と思いました。

comments(2) : -

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COMMENTS

Posted by Pippi : 2009/12/03 10:13 AM
☆TAKEOさん、こんにちは!

ちょうど『風姿花伝』を読んでいらっしゃるんですね〜。
現代にも通じる部分があり、面白いですよね。

世阿弥の自筆本は、カタカナの小さい字がびっしりでした。
希代のクリエイターですが、その来し方を考えると、
本当にじーんとしましたよ。
Posted by TAKEO : 2009/12/02 10:37 PM
Pippiさん、こんばんは!
自分も最近世阿弥の風姿花伝を読み始めたところなので、記事を興味深く拝見いたしました。いやー、見てみたかったです。いつか世阿弥の直筆の文書等を見ることができればいいなと、Pippiさんの投稿を読んで思いました。頑張って風姿花伝を読んでみます!

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