Pippi日記

本・音楽・軽井沢の徒然Blog

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東博・日本ギャラリー、【特集陳列】能「紅葉狩」の面と装束


いきなり、能面ですが。

端正な顎、頬のライン、切れ長の目元、とても美しいです。
東京国立博物館の所蔵する江戸時代の能面「増女」。

ちょうど紅葉シーズンとあって、
東京国立博物館(上野)の日本ギャラリーでは、
「紅葉狩」関連の特集陳列が企画されました。
→「紅葉狩」のストーリーはこちら

江戸時代の能面・能装束を中心に能の展示をします。
今回は能「紅葉狩」をテーマに、登場する前シテの美女、後シテの鬼女、
ワキ方の武将・平維茂を演ずる際に使用する面・装束の組み合わせを
展示します。
併せて、能狂言絵巻に描かれる能「紅葉狩」を絵巻とパネルで紹介します。
                        (東博のHPより)

特別展と違い、平常展は写真撮影OK(一部を除く)。
照明が暗めなので、私の腕ではうまく撮れていませんが、
一通りデジカメにおさめてきました。

で、冒頭の写真に戻るわけですが・・・。

能面「増女」は、端正で気品のある表情が特徴。
女神や天女など、神様に近い役柄に使われます。


こちらが衣装の唐織「緑紅茶段青海波花熨斗扇夕顔模様」。

江戸時代(18世紀)のもので、女性の役が着る上着です。
源氏物語の「夕顔」をモチーフにした扇模様と青海波を組み合わせ、
とっても豪華でした。(写真より、ずっと色味は明るいです)


厚板(右)は「白茶段格子唐草菊水模様」、
法被(左)は「緑地唐花模様」です。
高貴な男性役の衣装です。


こちらも厚板、「紅緑段雲矢襖鱗模様」。
鱗文(△の文様)は、鬼女のシンボル。
デザインも色使いもハデハデです。


中央に展示されている能面は「(しかみ)」。
文字通り、ものすごい「しかめ面」をした面です。
さっきまでの美女が、このような鬼女に変わってしまうとは・・・


能狂言絵巻(下巻)の「紅葉狩」。
うまくフレームにおさまらなかったので、いくつかクローズアップを。


唐織を来た、神々しい雰囲気の美女が・・・


こうなっちゃうんですね〜。コワイコワイ。


あまり細かい説明もなく、ざざ〜っと載せてしまいましたが、
能装束や面の美しさを、何となく感じ取っていただければ。

「紅葉狩」の作者は、観世信光(世阿弥の甥・音阿弥の第七子)です。
足利義政、つまり応仁の乱の頃の人ですね。
世阿弥の魅力である「幽玄」とは対照的に、派手で、分かりやすいのが
信光の魅力。

今、稽古の方でも「紅葉狩」をやっているので、
他流ですが、今週の公演@国立能楽堂でしっかり勉強してまいります。

comments(2) : -

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COMMENTS

Posted by Pippi : 2009/11/24 12:41 AM
☆TAKEOさん

温かいお言葉、ありがとうございます。

TAKEOさんは金沢にお住まいでしたか。
今年の3月下旬に初めて金沢を訪れたのですが、
とても楽しかったです。
旧蹟や名所、博物館など、たくさん見てきました。
もちろん、能楽美術館にも行ってまいりました!

能楽関係の話題を楽しんでくださり、とても嬉しいです。
今後も能の楽しさを少しでもお伝えできれば、と思います。
Posted by TAKEO : 2009/11/23 8:14 PM
Pippiさん、お久しぶりです。ドイツ・グラモフォン111周年記念ボックスの返答、ありがとうございました。Pippiさんと少し興味のかぶるところがあるので、ブログを楽しく拝見させていただいております。
能楽の発表会、お疲れさまでした。自分の住んでいる石川県金沢市は加賀宝生流の能楽が盛んで、県立能楽堂も市立能楽美術館もあります。
この能面はとても綺麗で上品な顔立ちで、見とれてしまいました。装束も素晴らしいものばかりUPされていますね。
能楽のお稽古も、楽しまれていることと思います。
これからも、ブログの更新を楽しみにしています。

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